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はんなり便り

神苑内の花々の開花状況等をお知らせします。

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無題

京都は蒸し暑い陽気です。
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西神苑の花菖蒲の蕾はさらに大きくなりました。
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そして開花よりも一足早く八ツ橋が架けられ、花菖蒲や睡蓮、河骨などを真上からもご覧いただけるようになりました。
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こちらは西神苑白虎池の河骨です。
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南神苑ではユキノシタも咲いています。
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それから花の数が増えてさらに香り高くなった橘。この花は桜と共に平安神宮の神紋です。
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東神苑の栖鳳池(せいほういけ)では茅(ちがや)が風になびいて夏を感じさせてくれます。
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6月30日に行われる夏越の大祓(なごしのおおはらえ)で茅の輪くぐりをされたことのある方も多いのではないでしょうか。古来より我々日本人は茅の輪をくぐることで身についた邪気を祓ってきました。


花菖蒲の開花について最近お電話でのお問い合わせも増えてきました。明日も様子をお届けするつもりですので、どうぞお楽しみに。

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無題

4日ぶりの更新です。今日の京都はすがすがしい陽気でした。
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中神苑の杜若はもう終わりに近づいていますが、代わりにサツキをはじめ夏の花が咲き始めていますよ。
まずは南神苑の花から紹介させていただきます。

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こちらは撫子。撫子と聞いて思い浮かぶのはやっぱり「大和撫子」という言葉ですが、大和撫子とは日本原産のこの撫子を中国産の石竹(唐撫子)と対して呼ぶ名前です。古今和歌集が発祥で、源氏物語にも登場します。一番有名なのは枕草子でしょう。清少納言もまず初めに「草の花はなでしこ~」と言っています。今は専ら日本女性の清らかさ、美しさをたたえる時に使われますね。「なでしこ」の語源には、神々の中でも特に美しいことで有名なクシナダヒメノミコトがご両親のテナヅチノミコト・アシナヅチノミコトに「撫でるように大切に育てられた(姫)」であるという説があります。このピンクの可憐な花は、「子を撫でる、慈しむ」心に満ちた美しい日本の女性のイメージにもピッタリですね。

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こちらはフユアオイ  撫子にも劣らない美しい花です。このフユアオイも古く万葉集や延喜式にもその名が見られます。



続いて西神苑では白虎池から美しい顔を出している睡蓮がまず目に入ります。
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そしてその白虎池の周りでは、花菖蒲達が近づく開花に向け蕾を膨らませていますよ。
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花菖蒲の開花期間だけ設置される八ツ橋の準備も始まりました。




花菖蒲の開花は今週末あたりかと思われます。明日もまた様子をお知らせしたいと思います。
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甘い香り

京都は今日もいいお天気でした。
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中神苑の杜若はほとんどが三番花となっています。西神苑の花菖蒲は花芽がだいぶ大きくなりました。来週の後半あたりには咲き始めてくれるのではないかと思っています。
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南神苑ではただいまテイカカズラ・石竹・大蒜・フユアオイなどが咲き、橘の花からの甘い香りがあたりを包んでいます。
テイカカズラ
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フユアオイ
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しばらくはお天気も安定するようですね。夏の草花と虫達が皆様のお越しをお待ちしています。
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昼下がり

少し蒸し暑くなってきましたが、風がとても爽やかです。
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中神苑の杜若は見応えのある数で、5月の清々しさをいっそう引き立ててくれています。
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睡蓮も鮮やかです。花弁のグラデーションが何とも言えない美しさですね。
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南神苑ではこの時期はよくアオサギが餌を求めて飛んできます。
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その他アゲハチョウやクロアゲハ、シオカラトンボなど夏の昆虫たちも元気に飛び回っています。ぜひ会いに来てください。

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アヤメが咲きました

昨日の雨もどこへやら、今日はいいお天気です。
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南神苑、平安の苑ではアヤメが花を咲かせました。
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「いずれがアヤメか杜若」というように、アヤメと杜若、そして花菖蒲は同じアヤメ科アヤメ属で見分けがつきにくいことで有名ですね。そこでいくつか見分けるポイントをご紹介します。

まずは栽培に適した土地の違いです。
写真のアヤメは乾燥している場所に生育しますが、杜若は低湿地もしくは浅い池が適しています。一方花菖蒲はというと、乾湿いずれにも適応します。
次に葉の違いが見られます。
アヤメの葉は幅が狭く、主脈(中心の葉脈)が不明瞭です。杜若の葉は逆に広く、主脈は細いため目立ちません。また花菖蒲の葉の幅は中くらいで、主脈ははっきりとしています。
その他には萼や花弁、茎の断面などにも違いはみられますが、わかりやすい見分け方は上の2つでしょう。


まあ、どちらにしても「いずれがアヤメか杜若」。どれも美しいことには変わりありませんね。


そして杜若ですが、二番花、三番花の出ているものもありますが、まだまだ充分見頃です。
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どうぞ、神苑にてこれらの違いを皆様の目でお確かめくださいませ。

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