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はんなり便り

神苑内の花々の開花状況等をお知らせします。

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梅雨明け

先日京都も梅雨明けが宣言され、本格的な夏の到来となりました。






















明日は大暑ということで、暑さもこれからが本番です。

蝉も朝早くから大合唱を始め、その声でさらに暑さが増しているかのような気になります。



その蝉ですが、この時期になるとあちらこちらで蝉の抜け殻を見つけることができますね。

今日はこんなところで発見しました。






















社務所前の駐輪場に駐めてあった自転車の泥よけです。

すぐ隣に植え込みや松の木があるのですが、よほど急いでいたのでしょうか、それとものんびりしすぎて木にたどり着く前に羽化が始まってしまったのでしょうか。

想像すると 少し笑ってしまいますが、無事羽化できたようなのでなによりですね。







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暑中

祇園祭の山鉾巡行を明日に控え四条通を中心とした市街は大変な賑わいですが、少し離れたこの平安神宮周辺はいつもと変わらない、のんびりとした時間が流れています。






















毎年のことですが夏の時期はお参りに来られる方が比較的少なく、神苑まで足を伸ばされる方はさらに少なくなります。

ところがその神苑、特にこの時期は、木陰に覆われ、せせらぎの音が耳に心地よく、良い風が吹き抜け、池には鮮やかな色の睡蓮が咲き、さらに東屋では冷たい物も用意しておりますので、

『五感で癒される』

そんなお庭でございます。


また、ただいま睡蓮以外にも桔梗などが見頃ですし、しばらくしたらサルスベリも咲き始めます。

 



















桜や花菖蒲の頃は大勢の方がお見えになるので、ゆっくり散策、とはなかなかいかなかったと思いますが、この季節は人も少ないことですし、のんびりとお楽しみいただけることでしょう。

お参りのあとにはぜひお越し下さい。









小暑

今日 7月7日 といえば、七夕です。
普段天の川を隔てて住む彦星と織姫が一年に一度だけ出会うことのできる、という古代中国の伝説にちなんだロマンチックな日ですが、今日はまた二十四節気の『小暑』でもあります。

暦の上ではこの『小暑』から本格的に暑さが増し、『大暑』で暑さは頂に達すると言われています。また、今日から立秋(今年は8月7日)までが『暑中』です。

何日か前にはすでに猛暑日となり今日も相当蒸し暑い京都ですが、これからさらに暑い日が続くわけです。



 



















神苑では日を追うごとに緑が深くなり、降り注ぐ蝉時雨の量も増えています。

紫陽花は見頃のピークを迎え、その他睡蓮・河骨・撫子・女郎花などもご覧いただけます。

 




















炎天下でのお参りのあとには、ぜひ神苑でひと休みなさってくださいね。

この季節は夕方もおすすめです。





半夏生 見頃

7月に入り、蒸し暑い京都の夏がいよいよ始まったようです。
今年の夏は特に暑くなるという予報ですが、本当に溶けてしまいそうで心配です。

 
そんな蒸し暑さの中、せせらぎで涼しげに咲いているのは半夏生です。

深みを増してきた緑と見頃を迎えた白い葉が爽やかな気分にさせてくれます。


























白虎池、蒼池では睡蓮もお楽しみいただけます。

昼を過ぎると花が閉じ始めてしまいますので、午前中がおすすめです。

























そしてこの時期神苑で一番ほっこりできるのは東神苑の栖鳳池(せいほういけ)に架かる橋殿『泰平閣』です。






















屋根付きの橋の中は両端にお座りいただけるようになっています。

橋は広い池の真ん中にあるため、気持ちの良い風が通り抜けます。

 




















暑い中、30分近く歩いてたどり着くこの橋殿。

ちょっとだけ一休みするつもりが、あまりの気持ちよさについつい長居してしまったという方も多いようです。

後の予定が狂ってしまわないよう、くれぐれもお気をつけくださいね。






茅の輪

今日の京都市内、雨はあがりましたが風はなく、朝から蒸し暑い一日となっています。

紫陽花・半夏生など季節の花はちょうど見頃です。

 












































さて、先週末より応天門に茅の輪が設置されました。

今月晦日に行われる『夏越の大祓』のための茅の輪です。
























皆様のお近くの神社でも参道に備えつけられているのではないでしょうか。

実はこの茅の輪、正しいくぐり方がありますので、ご存知ない方のためにここで簡単に説明させていただきます。



1.まず正面から茅の輪をくぐり抜け、左回りに茅の輪の外を回って元の位置に戻ります。






















2.もう一度茅の輪をくぐり抜け、次は右回りに茅の輪の外を通って元の位置に戻ります。






















3.さらにもう一度くぐり、1回目と同じように左回りで元の位置に戻ります。






















4.最後にもう一度茅の輪をくぐって終わりです。























『水無月の夏越の祓する人は 千歳の命延ぶといふなり』

本居宣長が夏越の大祓を詠んだ歌です。

半年の間に身についてしまった罪や穢を祓い落とし、清らかな心身で残りの半年を迎えるため、古く平安時代より行われてきた行事です。


お気軽に茅の輪をくぐるだけでも結構ですが、6月30日には『夏越の大祓神事』を執り行います。
ご予約の必要はなくどなた様でもご参加いただけますので、ぜひ皆様もこの『夏越の大祓』にご参加ください。


 


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