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はんなり便り

神苑内の花々の開花状況等をお知らせします。

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ちんちん電車

京都もここ数日は急に冬になってしまったような陽気です。

まだ体が寒さに慣れていないため、体調を崩される方も多いようですね。皆様も充分ご自愛ください。















現在神苑では山茶花・野菊・石蕗の花が見頃です。
紅葉はまだ先のようです。

 










ところで、南神苑の一角に1台のちんちん電車があります。

このちんちん電車は日本で最初の電車なのですが、実際にお越しになったことのある方は草木が生い茂り、鳥や虫が飛び交う庭に何故?とお思われたことと思います。

実はこのちんちん電車、平安神宮とはたいへん縁の深いものなのです。

 




















明治28年(1895年)、京都岡崎の地で第4回内国勧業博覧会(世界の最先端の技術の展示と共に、日本の産業力を内外に発信する為の今で言う万博)が行われました。

平安神宮はこの博覧会に合わせて創建されたのですが、このちんちん電車も琵琶湖疎水を利用した発電により、まず七条停車場(京都駅)-伏見間に開設し、続いて七条停車場-岡崎間に敷設されました。つまり、大勢の方が博覧会と真新しい平安神宮に行くためにこの電車に乗られたのです。

そのような経緯がありまして平安神宮の神苑には記念すべき最初の電車が展示されているのです。

京都の近代化の象徴のひとつであるこのちんちん電車、ぜひ一度ご覧ください。





週末はまた暖かくなるようですね。

皆様のお越しをお待ちしております。





 
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秋の装い

すっかりご無沙汰しておりました。

先月には時代祭も無事に斎行され、いよいよ秋も本番。
今日は秋らしい陽気のうえ連休の初日ということもあり、境内は七五三のお詣りの方でたいへん賑わっていました。













可愛らしい着物に身を包み、お父さんお母さんに手をひかれてよちよちと歩く子供達の様子はいつみても微笑ましいですね。

この子達の将来が明るく、幸せに満ちたものとなることを祈るばかりです。



さて、しばらく更新していないうちに神苑はもうすっかり秋の景色へと様変わりしてしまいました。

 












夏の間葉をいっぱいに蓄えていた木々も、今では枝ばかりが目立つようになっています。

なんとなく感傷的な気分になりますが、それもまた秋の良さといったところでしょうか。


そんな少し寂しい雰囲気の中、野菊や山茶花、金木犀の花が咲き始めました。


野菊です。












こちらは山茶花。
 





















続いて金木犀です。香しいかおりがあたりを覆っています。
 





















南天の実も赤く色づきました。
 











これから七五三のお詣りを予定されている方、平安神宮では今月末まで貸衣装や記念写真のご予約も受け付けております。お気軽にご連絡ください。




朝晩の冷え込みなどから、日を追うごとに冬に近づいているのが分かります。

体調を崩しやすい時期ですので、どうぞお体にはお気を付けください。














秋の味覚

いつの間にか10月に入り、吹く風もすっかり秋らしくなりました。


昨日伊勢の神宮の内宮では第62回の式年遷宮が執り行われ、新しい御正殿に天照皇大神様がお遷りになられました。5日には外宮に於いても御遷宮が執り行われます。

この御遷宮に関わられた多くの方々に改めて敬意を表すとともに、お力も新にされた大神様のもと、皇室をはじめこの日本、そして世界中が豊かで平和となるよう祈らずにはおられません。










さて、神苑では萩の他藤袴など秋の花が見頃をむかえております。
お詣りの後にはぜひ神苑にもお立ち寄りいただき、秋を感じていただけたら幸いです。


そして今日はこれまでと少し趣向を変えて秋の味覚の代表格、キノコをご紹介いたします。

神苑では梅雨の前後から至る所で、(おそらく※)アミタケ・チチアワタケ・ベニイグチ・オニフスベ・クロハツ・ニオイコベニタケ・ムラサキナギナタタケなど様々な種類のキノコを見ることが出来ます。

※おそらく、というのはキノコの類は見た目だけでははっきりと判断できないものも多く、胞子を確認しないことには断定ができないからです。

それでは画像をお届けいたします。


 










 










 










 











 










 










少し多めに載せてみましたが、まだまだほんの一部です。
興味のある方はぜひ直接お越しになってご覧下さい。










萩 見頃

またご無沙汰してしまいました。
秋分も過ぎ空や風などはすっかり秋めいていますが、日中はまだ暑さを感じますね。














神苑も秋の花が綺麗に咲いており、夏の緑一色だった風景が赤や紫、白に黄色とカラフルに装いを変えています。

ただいまは萩が見頃を迎え、その他藤袴・紫苑などもお楽しみいただけます。

今日は萩の画像をお届けします。

 











 























また、この時期は彼岸花の咲く頃でもあります。

神苑では南神苑と中神苑の一部でご覧いただけます。

 






















別に曼珠沙華とも呼ばれますが、その他には死人花・地獄花・火事花などかなりひどい呼び名で通っているこの彼岸花。

華奢な花弁と鮮やかな赤い色は美しく思えるのですが、あまりいい印象がないのも事実です。
毒があることでもよく知られており、それもまた彼岸花のイメージを悪くしているのかもしれません。


ただ、その毒がモグラやネズミ・野犬除けになるため、畑や墓地の周りによく植えられているという話を聞いたことがあります。

畑などが荒らされるのを防いでくれているのに、ちょっと気の毒ですね。

綺麗な花ですし、接写で撮るのもおすすめです。





ニホンミツバチ

ずいぶんとご無沙汰している間に蝉の声も聞こえなくなり、神苑は静かな秋を迎えています。



















濃い緑に覆われていた神苑では、睡蓮や百日紅の他にも萩や藤袴、紫苑など秋の花が咲き始め、色褪せてきた緑の中に彩りを加えてくれています。


こちらは萩です。
 











藤袴も咲き始めました。












紫苑です。













さて、南神苑の一角にある楠にニホンミツバチが巣を作っていました。

巣は庭内の順路からは離れた場所にあるため皆様にはご覧いただけませんが、ミツバチは庭を元気に飛び回っています。












 










たくさんの働きバチが、一日中出たり入ったり。

一生懸命蜜を集めている姿には本当に感心します。 少しは見習わなければいけませんね。





涼しくなり、お散歩などには良い季節になりました。

京都にお越しの際にはぜひ平安神宮神苑にも足をお運びください。


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